おむすびころりん

原作の背景概要

 「おむすびころりん」は、「おむすびころりんすっとんとん」のフレーズがおなじみの口承文芸で室町時代に成立したとされる短編の物語集『御伽草子(おとぎぞうし)』の内の一つと言われています。仏教的な要素を色濃く表現した内容のお話で、おじいさんが落ちた穴は「浄土への入り口」という説もあり、「鼠浄土」という作品や、多くの類話があります。また、いわゆるおとぎ話ですので、そのお話しにはたくさんのバリエーションが存在し、読者が目にする本によっては若干ストーリーが異なっています。

作品の見どころ

 二人の俳優が直接子ども達に語りかけてお話が進みます。おじいさんとネズミ達との掛け合いも楽しく、次々と登場するネズミたちの踊りも必見です。「♪おむすび ころりん すっとんとん♪」耳なじみの歌もついつい口ずさんでしまいます。

 最初にご覧いただくパフォーマンスやワークショップも子ども達はその目を大きくして繰り広げられる影絵に興味津々です!影絵ならではの美しさと面白さを味わうことができます。

作品のあらすじ

 昔々あるところに、正直者のおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんはいつものように山へしばかりに行きました。お腹がすいたので、おばあさんが作ってくれたおむすびを食べようとした切り株に座ったところ、おむすびがひとつ転がり落ちてしまいました。おむすびはころころころりと山を転がり落ちていきます。おじいさんは追いかけますが、転がり続けたおむすびは、穴の中へ入ってしまいました。
 おじいさんはその穴をのぞいてみますが、真っ暗でよく見えません。すると穴の中からは「おむすびころりん うれしいな」「おむすびころりん うれしいな」という楽しそうな声が聞こえてきました。
 すると穴から鼠がでてきて、おむすびのお礼にと、ねずみの御殿へ案内してくれました。おじいさんは、とても楽しいおもてなしをうけ、そして帰りにはおばあさんへよろしくお伝えくださいとお土産まで頂きました。かえって開けてみると、中にはたくさんの小判とお餅が入っていました。
 これを聞きつけた隣の欲張り爺さんは悔しがります。鼠の御殿に行くために、わざとおにぎりを穴に落とします。さあ、そのあと欲張り爺さんはどうなっていくのでしょうか・・・・。